作り上げてきた自分

私たちは、迷いや悩み、苦しみを自ら作り出してしまいます。
それはなぜなのだろう。

私たちは今、本当の自分を生きているだろうか。
自分自身を抑圧し、偽って生きている人がいるのではないでしょうか。

「目指すべき自分」にならなければと思いながら、
無理をして生きている人が多いように感じます。

私は生まれてから今日まで、様々な影響を受けてきました。
両親、家族、学校、友人、先生……。
環境を変えるたびに多くの体験を重ね、
それらすべてが「私」という人間を作ってきました。

様々な影響を受ける中で自分を作り上げてきたとも言えます。
私自身も自分を作ろうとしてきました。
自分で自分を作ってきたにもかかわらず、
どこか「何者でもない自分」を感じてしまいました。
それは未だに自分を完成させていないからだろうか。

私はどこかで「私自身」を見失ってしまったのではないか。

親にとっての私。先生にとっての私。友人や職場にとっての私。
その場その場に適応した自分を模索し続けるうちに、
いつからか本来の自分とは違う自分を、
生きるようになっていたのかもしれません。

生まれ持つ個性

胎児であろうと個性を持っているように。
生まれたばかりの赤ちゃんにも一人ひとり違う気質があるように。
私たちは誰もが、この世界に「生まれ持ってきたもの」があります。

もし、生まれ持ってきた自分を封印したまま生きているのなら、
どんなに立派な自分を作り上げようとしても、
心が満たされることはないでしょう。

私の中に、本来の私がいたように。
あなたの中にも、本来のあなたがいます。
本当は、どのような自分を生きたいか、あなたは既に知っているはずです。
その自分を生きることこそが、最も自然ではないでしょうか。

変わるのではなく「戻る」ための対話

何の迷いもなく生きている人がいるのなら、
本来の自分をありのままに生きているのでしょう。
無理をして「変わろう」とするよりも、本来の自分へ「戻ろう」。
それが、私が対話から始める理由です。

声を外に出すこと。今のありのままを打ち明けること。
そのプロセスを通じて、見えてくるものがあります。
あなたの中に、必ず「あなた」はいます。
それを見つけるお手伝いをしたいと思います。