彷徨う心の中で

自分の役割がわからなくなった私の心は彷徨いました。
たまたま手にした漫画ブッダに惹かれ仏教に救いを求めた私は、
お寺を巡り僧侶との出会いを求めました。
一人では解決できなかったのです。

私は変わりたいと思いました。
自分が何者でもないと思え、
何者かになりたいと願っていました。

どれだけのお寺を巡ったでしょう。
やっと一人の青年僧と巡り会うことができました。
ある日私は、自分の胸の内にある思いを打ち明けました。
「私は、何者かになりたいのです」

逃げ出してきた過去、傷つけてきた事実

教員として学生の役に立てる人間になれたのか。
自分の未熟さが迷いを生み、
憧れていた仕事から逃げ出してしまいました。

ただ学生のために良いと思えることだけをする。
私が思う「学生のため」とは、正しかったのだろうか。
上司は、私の危うさに気づいていたのではないか。

事業主として、中途半端になってしまったのも
自分の未熟さであり、
育児では、必死に子供たちを応援したつもりになっただけ
気づけば害を与え、子供たちを傷つけていたではないか。

いまだ 何者でもない自分を変えたいのです。

私は、今までとは違う生き方を模索していました。
自分にも何かしら出来ると思いたいのです。
何をしたなら私は自分の力を発揮できるのだろう。

私は学ばなければならないし、
自分を変えなければならない。
そして、納得できる自分にならなければならないのです。

これまで多くの過ちを犯してきた私
何かが間違っていたに違いありません。

だからこそ自分の間違いを反省し、
どうすれば良いか考え、学び成長し、
何かを新しく始めてみたいと思っていました。

なぜ、何者かになりたいのですか?

僧侶は一言、
「なぜ何者かにならなければならないのですか?」

私は、「・・・・・・」答えられませんでした。