教員時代、そして営業の仕事を通して、
私は多くの方と向き合い、話をしてきました。
そこで感じてきたのは、
話すことそのものが、人を整えていくということです。
人は年齢を重ねるほど役割が増え、責任も大きくなります。
しかしその一方で、自分の迷いや悩みを打ち明ける機会は、
むしろ少なくなっていくのではないでしょうか。
人は「考える」生きもの
私たちは幼い頃から、
「よく考えなさい」と言われて育ちます。
考え、自分で答えを出し、決断する。
そうやって選択を重ねながら生きてきました。
けれど、あるとき立ち止まります。
本当にこれでよかったのだろうか。
この生き方は、自分らしいものだったのだろうか。
私自身、その問いに答えられない時期がありました。
そこに光を当ててくれたのが、対話でした。
なぜ、対話が気づきを生むのか
人は対話をするとき、
何を話せばよいのか、どう伝えればよいのかを考えます。
その過程で、思考は自然と整理されていきます。
対話とは、
相手と話しながら、自分とも話している時間です。
さらに、相手の言葉に触れることで、
自分の中にさまざまな反応が起こります。
「なるほど」と感じること。
「それは違うのでは」と思うこと。
その瞬間に起きる心の動きこそが、
気づきの種です。
外から答えをもらうのではなく、
自分の中にあった答えに出会う。
それが、対話の力です。
どんな状態でもかまいません
話したいことがはっきりしている方も、
何を話せばよいのか整理できていない方も、
誰にも言えず、心の奥にしまってきた思いも、
どうぞそのままお持ちください。
断片的な言葉で構いません。
言葉にしていく過程そのものが、
絡まった思考をほどき、心を軽くしていきます。
雲が薄れていくように
迷いや悩みに覆われているとき、
視界は曇り、自分の位置が見えなくなります。
けれど、雲は永遠ではありません。
対話を通して思考を整理していくと、
自分を覆っていた雲が少しずつ薄れていきます。
やがて、
「光はずっと差していた」と気づく瞬間が訪れます。
対話の時間とは
対話の時間は、
ただ話をする場ではありません。
新しい価値観を押しつけたり、
今のあなたを否定することもありません。
必死に考え、選び、ここまで生きてきたことは、
何も間違っていません。
ただ、絡まった思考を整えるだけです。
その先に、
ご自身の中からどのような気づきが生まれるのか。
それを静かに見つめる時間。
それが、HANEの対話の時間です。

コメント