過去の経験とトラウマ
トラウマと言う言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
トラウマとは、「心的外傷」と呼ばれ、
命の危険を感じるような恐怖、
自分では対処できないほどの強い体験が、
心の傷となってしまうことを言います。
何がトラウマになってしまうか、わかりません。
人それぞれ何かしらのトラウマを抱えているかもしれません。
私自身も過去の経験から、何かしらトラウマを抱えています。
私の過去をなくすことはできません。
しかし、それらは過去のものです。
過去の記憶をなくせませんが、過去は今、この場にはありません。
過去が今も自分に影響を及ぼしているとしても、
その過去から自分を解放することは出来るのではないだろうか。
フランクルの思想との出会い
ナチスの強制収容所に収監され生き延びた経験を持つ
オーストリアの精神科医、ヴィクトールフランクル氏は、
収監されている間様々な苦痛を味わいます。
ときには死の恐怖に苛まれていたでしょう。
同じように収監されていた人の中には絶望し
人生を諦めて行った人も多くいたそうです。
しかし、その中にあっても、自分を見失わない人がいた。
極限状態にあっても未来の意味を持ち続けた人々が
生き抜く力を持っていたことが
彼の著書『夜と霧』の中でも紹介されています。
彼はロゴセラピー(生きる意味を見出す)を提唱し、
多くの患者さんと向き合いました。
同じくオーストリアの精神科医であるフロイト氏が、
過去を掘り起こし問題の根源を見つけようとするに対し、
彼は、海の岩礁に例え反論していました。
心と岩礁のたとえ
「引き潮になると隠れていた岩が姿を現します。
人の心の中ではそれと同じように、心が満たされていないとき
過去の辛く悲しい出来事が蘇ってくる」のだと。
心が満たされない原因は過去の出来事にあると考えることは、
ある岩が姿を現して目に見えるようになることが
引き潮の原因だとしてしまうのと同じ。
実際には引き潮のとき、
この岩が水面に現れてくるだけだとし、
何らかの劣等感や葛藤、問題やトラウマも
それ自体が原因ではないとします。
不安や憂慮に駆られているのでそのように考えてしまうのだと。
過去から自分を解放する
私は生後、たくさんの人たちから影響を受けながら成長して来ました。
私は、そうした人たちからの影響により作られたものと言えます。
しかし、悩みの原因は、そんな過去に問題があると言っても仕方ありません。
岩礁のたとえのように自らの過去を思い、
不安や憂慮に駆られていた私は、
前を向き進むことが出来ない時期がありました。
しかし、過去を一旦リセットし、前を向く方法はあります。
心を満たしていけば岩が見えなくなるように、
過去は気にならなくなると、信じられるようになりました。
生きる意味を見出すことはとても大切だと思います。
では私の生きる意味とは何か。
それは作りだそうとしなくても
自分の中にあると私は思っています。
私だけでなく、すべての人に
それぞれの生きる意味がある。
それに気づくために「本来の自分へ還る」という
コンセプトを掲げています。
人生には様々な出来事があります。
そのすべてが私たちに問いかけているのではないでしょうか。
「いかに生きるか」を。
それに応えていくことが
人生目的へ向かう道なのだと思います。
私には私の生きる意味があります。
誰にでも、その人だけの生きる意味があります。
私たちには様々な出来事が起こります。
しかし、乗り越えられない出来事は起きないと思っています。
なぜなら私たちには意味があるからです。
乗り越えるたびに人生目的へと近づいていく。
そこに意味が見えてくると私は信じています。
どんな状況にいても希望は持てるのか。
望みは叶うのか?|過ぎてから見えてくるもの
この記事も参考になればと思います。

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